目次
アンテナ測定と取扱い上の注意点
1.アンテナ測定
1.1 VSWR測定上の注意点アンテナから電波を放射した状態での測定になるので、ごく接近する金属や人体等の影響が
出ない様にアンテナを配置します。
弊社でも、Sパラメータのみですが、簡単な測定は対応いたします。
1.2 利得と指向性
出ない様にアンテナを配置します。
弊社でも、Sパラメータのみですが、簡単な測定は対応いたします。
利得(Gain)と指向性(Directional pattern又はRadiation pattern)の関係性は以下の通りです。
基準アンテナは、例としてホーンアンテナやダイポールアンテナなど、送信アンテナはダブルリッジ
ホーンアンテナが用いられています。
GLEAD社所有の3Dアンテナ測定設備
円周上にあるセンサーで測定アンテナから放出された電波を測ります。
円周上にある為、測定アンテナを半回転させるだけで、全方位のデータが取得出来ます。
データは、独自の解析ソフトで各アンテナパラメータとして計算されます。
基準アンテナは、例としてホーンアンテナやダイポールアンテナなど、送信アンテナはダブルリッジ
ホーンアンテナが用いられています。
GLEAD社所有の3Dアンテナ測定設備
円周上にあるセンサーで測定アンテナから放出された電波を測ります。
円周上にある為、測定アンテナを半回転させるだけで、全方位のデータが取得出来ます。
データは、独自の解析ソフトで各アンテナパラメータとして計算されます。
2.アンテナ取扱い上の注意点
2.1 アンテナ付きモジュールの場合オフグランド(Off ground)タイプの場合、アンテナの基本性能をより出すために、基板に
Keep outエリアを設ける必要性があります。
多くはOff ground タイプとなりますが、モジュールメーカーより提供されるデザインガイドを
ご参考ください。
2.2 アンテナ無しモジュールの場合
Keep outエリアを設ける必要性があります。
多くはOff ground タイプとなりますが、モジュールメーカーより提供されるデザインガイドを
ご参考ください。
モノポールタイプのアンテナは、メーカー水晶の評価基板により仕様を決めておりますので、
実際はお客様の実装される製品の大きさや形状によりアンテナ性能が変わります。
アンテナメーカーより提供されるデザインガイドを基に提案いたします。
実際はお客様の実装される製品の大きさや形状によりアンテナ性能が変わります。
アンテナメーカーより提供されるデザインガイドを基に提案いたします。
3.マッチング回路の役割
マッチング回路(Matching Networks)で、アンテナ側のインピーダンスが50Ωになるように調整します。
具体的には、コンデンサやインダクタを複数並べることで調整が可能です。
具体的には、コンデンサやインダクタを複数並べることで調整が可能です。
4.筐体への配慮
筐体材質が金属の場合、アンテナ周辺の材質を樹脂系に変える必要があります。
筐体材質が樹脂であっても、アンテナ付近に金属塗料や導電塗料を塗らないようにしてください。
また、樹脂にカーボンなどが含まれるのも好ましくないようです。
筐体材質が樹脂であっても、アンテナ付近に金属塗料や導電塗料を塗らないようにしてください。
また、樹脂にカーボンなどが含まれるのも好ましくないようです。
5.アンテナ性能への影響例
通信距離への影響度合の目安として、自由空間伝搬損失L(dB)から計算いたしますと、
・損失:3dB ⇒ 飛距離:0.7倍
・損失:6dB ⇒ 飛距離:0.5倍
・損失:10dB ⇒ 飛距離:0.3倍
となりますので、飛距離を重要視する場合、モジュール実装基板や筐体設計の十分な
配置をおすすめしております。
・損失:3dB ⇒ 飛距離:0.7倍
・損失:6dB ⇒ 飛距離:0.5倍
・損失:10dB ⇒ 飛距離:0.3倍
となりますので、飛距離を重要視する場合、モジュール実装基板や筐体設計の十分な
配置をおすすめしております。