目次
1.5Gとは
5Gは、「5th Generation」の略称で、第5世代移動通信システム(5th Generation Mobile Communication System)のことを意味します。
5Gは現在の4Gに続く次世代移動通信システムで、通信速度は4G よりはるかに速く、通信容量も4Gより多いです。
2.5Gのメリット
① 高速大容量(eMBB)
周波数帯が高ければ高いほど、通信速度は速くなります。5Gはこれまでの世代より高い周波数帯を用いるため、スピードが大幅に向上しています。4Gの最大速度が1Gbpsであるのに対し、5Gでは最大20Gbpsの速度に達することができると言われています。また、複数のアンテナを使用してデータを送信する「Massive MIMO」や、特定の方向へ集中的に電波を送信する「ビームフォーミング」などの技術により、各端末に専用の電波を割り当てることができ、高速大容量通信が実現できます。
② 高信頼と低遅延通信(URLLC)
低遅延とは、無線通信方式等の改良により、情報を遅れることなく伝えられるということです。5Gは端末とサーバー間の往復遅延を減らす「エッジコンピューティング」という技術を導入するため、伝送遅延が非常に小さくなります。5Gの遅延時間は1msにまで減らすことができ、4Gの約10分の1と言われます。この特徴により、今後遠隔医療、自動運転やドローン制御など遠隔制御への応用が期待されています。
③ 多数同時接続(mMTC)
5Gでは「グラントフリー(Grant Free)」というアクセス技術が使用されています。データ送信前に基地局からの事前許可(Grant)の必要がないため、通信の混雑を回避し、多くの端末が同時にアクセスできるようになります。4Gでは、一つの基地局に同時に接続できる端末は100台程度ですが、これに対し、5Gでは数万台の端末を同時に接続することができます。
これらの技術により、5Gはこれから様々な分野で活用され、私たちの生活や働き方に大きな変化を与えると考えられます。
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